休憩をはさんだことを強調する意図について考えてみた
荒川の事件を松倉に自白させて休憩時間をとり最上に報告に行ったがその姿はすでになかった
沖野は自供を引き出したことに対して最上に評価してもらいたいような気持ちもあって肩透かしをくらった感じもあったかもしれない

自分の執務室に戻るが取り調べの録画も切られたままで正式な聴取というよりは休憩時間の延長のようなあいまいな時間帯で上司の最上も見ていない

そのあいまいな時間帯もあって沖野の検察官としてのたががはずれた
検察官の取り調べの枠を超えて松倉への胸くその悪さをそのままぶつけるような苛烈な罵り方を沖野はしてしまう
いわば沖野が検察官としての一線を感情に任せて越えてしまったともいえる
そのお膳立てがあの休憩時間では