松江哲明
『泣き虫しょったんの奇跡』直球のフラッシュバックにこちらが
泣き虫にさせられた。いい映画観たな、と気持ちいいエンドロール。

『斬、』映像だけでなく音で斬られる。聞こえるはずのない距離感
なのに劇場のスクリーンで体験するとなんて説得力のあることか。
『野火』のネクスト。強烈。

『ア・ゴースト・ストーリー』観たことのない映画と出会える歓び。
まだこんな表現が可能なのか、と。「こんな話なんだろうな」の先を行く快感。

『オペレーション:レッド・シー』やりすぎであることは確実の、
娯楽映画の最前線。ハリウッドがトランスフォーマーなら、中国はこの
方向なのか。それをダンテ・ラム監督が撮ってるというのがまた…。

『ここは退屈迎えに来て』長回しとストイックな距離感がこの国の今への
ちょうどいい視線になってて、気持ちよかった。僕が小説を読んだ印象と
いい意味で違ってて。