原作と映画で、栞子さんの一番大事なキャラである「古書愛」が変わってしまっている。

映画では栞子さんの知識はほとんど役に立ってないし、
外におんぶして連れ出されて「外の世界も良い」みたいなシーン挟まれて
最終的には「本より人命」と言わんばかりに捨ててしまう。
古書愛が適当に扱われているから、大輔に偽物渡していたと言われても、ふーんってなる。

原作の栞子さんはその知識でズバズバ問題を解決し、
犯人の裏をかいて勝利、大事な大事な本を守り抜く。
本が大事でたまらないからこそ、大輔に本物の存在を隠していたことにも納得出来るし、
エピローグで、そんな大事な本を大輔に託すことで、大輔との信頼関係が構築されたことも意味をなす。