プレデターの属性も1では文字通り謎の所から始まって映画の進行と同時に謎解きが行われていったのであって、これが映画としてのサスペンスの重要な核の部分になっている
これは続編では二度と使えない手だ

プレデターはこの一作で大スターになったが、それ以降の作品でパッとしないのは構造上仕方のないことなのだ
余談だが、ジョン・マクティアナンの次作ダイ・ハードでは、このチームとプレデターの立場を逆転したような形でテロリスト集団がジョン・マックレーンという謎の見えない敵に翻弄されて一人また一人と殺されていく

ダイ・ハードで爆弾の様子を見に行ったハンスの前に裸足のマックレーンが突如として立ちはだかった時に、ダッチが丸太橋でプレデターと突然遭遇したシーンを思い起こした人は多かったのではないか

ジョン・マックレーンもこの一作で大スターとなったが、以降の作品で振るわないのは、この手法が一回こっきりで再現不可能なものだったからだ