原作のプロローグ
 宗吾は小学校の帰りにとある屋敷を見つけ、帽子が風で飛ばされて中に入ってしまいます。
帽子はすぐに見つかりますが、カーテンが開いた窓から中の様子が見えいけないことと分かりながらも
宗吾は中を覗き込みます。
部屋の中には赤いバラが飾られ、車椅子に乗った同い年くらいの少女が眠っていました。
宗吾は屋敷を後にしますが、それ以来少女のことが忘れられず、一度だけわざと紙飛行機を屋敷に飛ばして
取りに行きます。
しかし少女はおらず、屋敷を出る時にそこに住む女性と車椅子に乗ったあの少女と出くわします。
足が悪いのかと聞くと、女性は否定しつつも車椅子に乗っている理由を教えてくれません。
そして、宗吾が屋敷に行ったのはこれが最後になりました。
宗吾はそれ以来、少女のことを思い出すと足がないから歩くことの出来ない人魚を連想するようになります。
屋敷は、人魚の眠る家。
 ネタバレより