止められるか、俺たちを
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
1969年、原宿のセントラルアパートに"若松プロダクション"はあった。当時33歳の若松孝二が作り出すピンク映画は若者たちを熱狂させ、時代の先端を駆け抜けていた。
21歳で"若松プロダクション"の門を叩いた吉積めぐみの目を通して、若松孝二と共に映画、青春、そして恋、なにもかもが危うくきらめいていた一瞬の時を描く、青春群像劇!
2012年10月17日の若松孝二監督逝去から6年。いまや日本映画界を牽引する俊英白石和彌が、師匠若松孝二が時代と共に駆け抜けた若き日を描きだす。
白石監督自ら「映画を 武器に戦ってきた若松さんの声をもう一度聞きたい」と企画した本作『止められるか、俺たちを』は、記念すべき若松プロダクション映画製作再始動第一弾となる。
主演は門脇麦、若松プロダクション助監督・吉積めぐみ役を熱演。そして若松孝二役は若松組常連・井浦新。 こんな若松プロ、こんな青春、誰も観たことない―――
公式サイト
http://www.tomeore.com/ 「菊とギロチン」なんかでもそうだけど、この国の妙に飼い慣らされた人々に対するメッセージでもあると思う。 スタッフには給料は出さない。飲み代もケチる。酒も勝手に飲まれないように鍵をかける。
そのくせ自分はマスタング・コンバーチブルなんかを乗り回してるあたりの若松孝二のダークさを見えていて良かったな。
清貧とではない俗物性が実に面白い。 別スレにも書いたけど転載。
止め俺見るならテアトル新宿の展示スペースも見てほしい。
リアル吉積めぐみの写真集のコピーが展示してある。この作品の原作みたいなもんなんだろうな。
https://i.imgur.com/X766qwX.jpg 面白かった、の一言では済ませられない心に残る映画だった
ただ、新宿の街がモロに現在だったのだけちと残念 >>7
冒頭でQBハウスとか映さないで欲しかったわw 確かに、もろ現在の新宿はアレだったが、
そっからのメインタイトルはめちゃくちゃイカしてた。 >>7-9
俺も最初現在がモロ出ている新宿の街並みを歩く門脇麦を見てガックリ来たよ。
まだ京王プラザしか立っていない淀橋浄水場跡地が登場する「マイ・バック・ページ」の衝撃と比べると実にショボい。
でも、全編を通して見た後に考えると、アレはアレでありだなと思ったな。
あの場面はめぐみの魂みたいなものが現在でも新宿を彷徨っていて、現在と当時を結びつけてるって表現ではないかな?
もしくはあの時代の勢いとか、めぐみがやったことが、
今でも何処かに残っていて欲しいという製作者の願望かもしれない。
ともかくあんな時代にあんな人々が存在し、その何十年後に今があるって場面だと思うようになった。 最近亡くなったオバケと、
1970?に亡くなっためぐみが今の新宿を歩いてると考えたら泣けてきた… 「止められるか、俺たちを」の2回目の舞台挨拶の回
15人も登壇して初回はグダグダになったらしいけど、2度目は上手くまとまって楽しかった
井浦新「カベドンなんて見てないでちゃんとした青春映画を観にいきましょう、パンフとTシャツ買ってね、監督、脚本だけじゃなく全てのスタッフさんに感謝」
本編:麦を初め出演者全員が全員、もの凄い情報量と情熱とオシッコ
ちょいと出ただけの人たちも存在感満載、赤塚不二夫どころか松田政男や重信房子まで登場
若松孝三は左翼というわけじゃなく、行動するエネルギー源が怒りだったんだな
※ 新井晴彦は当時から映画関係者に嫌われていた(笑) 「止められるか、俺たちに」
賢くなり従順になり過ぎ、真面目系馬鹿が増え過ぎた今の日本に足りないものは、こういうふざけた勢いかもしれない。
政治家ではなく表現者なら観客をアジり続けるのもまた作品なんだろう。
小水ガイラ、大和屋竺から、大島渚、赤塚不二夫、挙げ句の果てに重信房子まで登場する
あの時代を生きた人々の馬鹿っぽくエネルギッシュな青春が素敵だ。 >>7
>ただ、新宿の街がモロに現在だったのだけちと残念
そうかな?そんなとこにお金掛けるよか、「あーーー!あそこだーーー!」となれる方がいいな
看板とか張り紙とかいろいろ探して廻れそう、いちおつ >>1乙、誘導乙
本日17:55より日本映画専門チャンネルで高良健吾が「龍三と七人の子分たち」の カミソリのタカ役で出演 >>16
流石にその情報は要らない気がするw
新とか麦ならともかく。 高良健吾が演じた吉澤健さんがカミソリのタカを演じている話ですね
「牝猫たち」でも大事な役所を演じて現役で活躍されています
ある意味、新とか麦より貴重な情報 熱いけど切ない話だったなー
ATGってエログロ難解なインディーズ映画でマニアが観る物という印象だったけど
業界では結構ブランドだったんだね 白石監督だし、若松孝二と若松プロの話だし、
もっと暴力的で汚くてうるさい映画かと思ってたけど、
とっても静かで心地の良い映画だった。 >>10
わざと現代と分かる風景だったのかもしれないね。
ただ、マイクロバスは時代考証して欲しかった。
映画そのものはとても見応えあったし、
当時の空気感を記録に残すという点でも、
価値はあるだろうな。 イケてる、が全国区になるのはごく最近
イカす、に変えるだけで当時の会話の空気になる
豚もおだてりゃ木に登る、はアニメ番組ヤッターマン(’77〜)から生まれた言葉
よど号の赤軍派か、のような説明じみた言い方をリアルタイムの人が言うだろうか?
風景などの写り込み系は仕方がないとしても上記セリフ3箇所はかなり気になった。
添削する人は誰もいなかったのか? 写り込み系で気になったのは、
万引きをするレコ屋で当時はまだ存在しないPUNKの文字のポップ
看板などは致し方ないが、目立つ場所にあるそのくらいは演出部が取り外せばいいだけの話 >>24
パンク気になったわ、俺も。
全体的にもう少し深度浅くするなど、
写り込む景色の対策を考えて欲しかった。
屋上のシーンもあの時代には無い高層の
建物が気になったし。
もしかしたらわざとやっているのかもしれないけど。 「モリのいる場所」でも景色が現代だったり、レジ袋が透明だったり、時代考証がいい加減だったな。
あんまり真剣に考えてないんじゃないのかね。
そういうのが少しずつ積み重なると作品のクオリティを下げるんだがな。 >>26
時代考証なんて糞食らえ!という狙いなら
腹落ちするんだけど、やっぱりあの時代の空気に
没頭できなくなるんだよね。
冒頭でいきなり小田急だからなあ。
昭和な背景を探せば他にあるだろ!と突っ込んでた。
あと、もう少しフィルム感出せなかったのかな。
ストーリー以外の部分がしっかり作り込まれて
いたら、3割増しだっただけに惜しい。。。 好意的に解釈すれば
ほら、めぐみは新宿を歩いてたんだよ
あなたも知ってる新宿の街角を
今も彼女の魂は歩き回ってるかも…
…みたいな オープニングじゃなくてラストにそういうシーンが来たら号泣だった
まあ時代考証の話はツッコミ入れやす過ぎて逆にヤボですかね。。 事務所の中に変なものがあったらツッコミ入れるのも一興だけどね
街中のポップにまでいちいちツッコミ入れてたら映画を楽しむ暇もないでしょ 撮影隊といえばスバルビル
スバルビルといえば地下のでっかい目
あれはこの作品の時代にはなかったのかね? 新宿の目は69年頃に出来てるから、あってもおかしくないけど、この映画の撮影時にはもうそのあたり閉鎖してるかもしれない。 つまんねーこと気にして3割減になるって映画を見るスキルが逆に低いんじゃないかと思う
助監督を追い込んで自殺させちゃうリアリティを求めたいのかな 低予算でそれなりのものを作るのが若松プロじゃないの
と好意的に受け取った
これ、若松プロ再起動第一段だぜ >>34
そこなんだよね。
ここで感想を書いたり他の人の意見を聞いたりして、
大事なのはお前の内に秘めたものを吐き出すことだ!
の精神に立ち返えることができた。
どんな新宿でも関係ねえ!
昼間に同僚と若松孝二を語り合ったよ。
熱い昼メシだったぜ。 >写り込む景色の対策を考えて欲しかった。
>どんな新宿でも関係ねえ!
どっちなのか吐き出せよ 1969年 原宿セントラルアパート
↓
新宿なんかい!! >>33
お前さんがつまんねーと切り捨てるものでも、色々な考察があって面白いけどな。
>>37
原宿セントラルアパートは糸井重里とか宇野亜喜良とか浅井慎平なんかが住んでいで、
様々なギョーカイ人が出入りした伝説の建物なんだよ。 >>30
観てたらどうしようもなく気になるポカミスをあげているだけだが?
こっちは割と真剣に観てるからさ でも3割減なんだろ
要らん情報にマスキングするのも能力だよ せっかくスレが伸びてきたと思ったが面倒臭そうなことになってきたのでさいなら ちょい役のキャストも凄かったな。
え?こんな人も出んの??て驚いた。 これ、監督のインタビュー。
これ読んでモヤモヤが完全に解消したわ。
この映画は優しさに包まれつつ、かつての
若松監督が試みた足跡をたどっているんだよ。
https://mainichi.jp/articles/20180517/mog/00m/200/016000c
久しぶりに語りたくなる映画に出会った。 パンフレットで登場人物となった若松プロ出身者と脚本家の対談がヤバいな
出身者たちからボロカスに貶されているのにそれをそのまま掲載するなんて豪快すぎるだろ 座談会という名のダメ出し吊し上げ大会ねw
若松プロの奮闘記的な面よりもっとめぐみを深く掘り下げるべきだったという指摘があったけど
自分も彼女が当時何を感じ考えていたのかをもう少し知りたかった
あと、白石監督の近作と較べるとちょっと大人しいかなって気がしたんだけど
座談会では登場人物が総じて上品すぎ、本物はめぐみ含めもっと異常な奴らの集まりだったって声が多くて
白石監督からすれば憧憬ゆえの美化も入ってたのかなって思った >>45 >>46
これが今の日本に足りてない熱量だよなあ。
もっと熱くなれ! とことんやれよ、と。 >>44
満島真之介は助監督経験者だから面白い話聞けるかもね
俺は仕事抜け出せないから無理だけど
「風俗行ったら・・・」も井浦さんの言うとこの青春映画だな(*´∀`*) >>48
お前の方がアホくさい。どうせつまらん生き方しかしてないのだろう。 若松や足立などカリスマ性と才能を有した
ものに引き寄せられる若者たち。
しかしそこまでのものが自分にはないと
気づいた時、ある者は違う道に活路を見出し、
またある者は静かに去っていく。
そんな青春群像劇がたまらなくいいね。
現在、30歳そこそこの年齢であの魅力を
放つ著名人っているのかな。 信満「祖谷には電気も水道もガスもなかった、おまけに女子高生に体力で負けてしまって・・・」 未見だがダイナマイトスキャンダルと同じネタなのが引っかかる 吉積めぐみのすぐ後に若松プロにかかわるもう一人の女性がこの世を去る
それが後半にちらりと登場した赤軍派の遠山美枝子
その後の彼女については、「実録・連合赤軍」が詳しいけど
彼女の指輪に触れられたのは、同作への布石だよね あと10年くらいしたら長谷川和彦とディレクターズカンパニーの映画が見たい。
相米慎二とか井筒和幸とか黒沢清とか出てくる話。 主要キャストは井浦と麦以外知らない人ばかりだったけど、俳優だけで食っていけてる人達なの? >>59
足立、ガイラ、荒井晴彦あたりは食えてるだろうな。 >>58
それは見たい
というかその前にディレカン作品まとめたボックス出して欲しい やっぱりこの人の映画は悲しいから受けないのかな
今年ナンバーワンだろ ゴジが飲酒運転で人轢いたり、井筒がエキストラ溺れさせたりする映画 >>62
今年の邦画ベスト3は「止められるか、俺たちを」「寝ても覚めても」「菊とギロチン」。
テアトル系強いな。 めぐみが足立っちゃんと寝たいのに
いつも袖にされてる感じが可愛かった 確かに熱い映画なんだけど
監督にはなりたいけど撮りたい映画は無い
っていうのが理解できなかった 監督の狙いを拾うことや現場の仕切りには長けてるが、
技術や知識の蓄積はハンパないが、
金勘定や売れる作品や人を見つける嗅覚は凄いが、
いかんせん本人は「表現者」ではない…
って結構多いと思うよ。 キネ旬☆4.4.5だと、評価高いな
見たほうがいいのかね 70年代を知ってる人にはたまらないだろうな
それを知らない若い人に響くかどうかはわからない 屋内でタバコ吸ってるシーンだけでダメとかいう奴もいるご時世 確かに喫煙シーン多い
昔はそこらじゅうで吸ってたということなんだろうけど
JT協賛かと思ってしまった まあ、多すぎると言えば多すぎるかも
この映画どうこうではないけど、タバコが簡単に時代の違いをわかりやすく見せる安易なアイテムになってる気はする ちなみにどこに行っても喫煙嫌煙の話は荒れるだけなので、ここで喫煙自体の是非を問うつもりはない >>75
この時代を描いた映画の中なら良いけどね。そういう時代だから、それに文句を言うのはおかしいよな。
とはいえ、今時現実世界で、特に飲食店で喫煙する奴は馬鹿にしか見えない。 >>69 >>70
制作者ではあるけど表現者ではない。
だからこそ映画とどまらない天性の表現者である
若松や本も書ける知性的な足立と接するうち、
空虚なものを抱いたのかもしれない、と捉えた。
また、その環境がヌクヌクとしたものであることの
居心地のよさと相まって、めぐみは心のバランスを
崩したのかもしれない。 >>57
遠山美枝子があの中にいるだろうな〜と思いながら観ていたけど、どの子か判らんかった
おにぎり握ってるこの中にいた? もう1回観にいくからそれまでにヒントをお願い
>>69
やりたくて堪らんで風俗サイトの写真を眺めてたけど結局誰も選べなかった、みたいな感覚 明確にここ!とは言いにくいけど見てて「あ、この人たぶん美人だから総括されちゃったあの人だな」と思った なるほど、目を皿にして手前の美人さんに注目すればいいのね、ありがとう
プールの場面で目を皿にしていたのは↓ 乳が見てえって訳ではなく
あの出し惜しみはイラッとしたなぁ
他が普通に脱いでるから余計に
なんでここだけこんなアングルなんだよ…と。 白石が撮る若松孝二なので疲れそうな映画ではないかと危惧していたが
かなり爽やかな青春映画だった
パンフレット(というか公式本)は1000円以上の価値があった
モデルとなった人たちのレジェンド座談会がめちゃくちゃ面白いし
完成台本とその注釈もなかなか 若松監督の名前知ってる位の状態で観たけど楽しめましたわ
ここにいる人たちはどのくらいの知識で観たんだろうか
主人公の末路まで割りと知られてたりするの? >>90
若松監督のことは名前程度しか知らず
めぐみさんのことは白石監督ですら知らなかったぐらいだし
そんな知られてないと思う
見たいと思ってるならあまり前情報は入れないほうがいいと思うけどな…
どの映画にも言えることだけど
ほんと予告ぐらいの情報でいいと思う
原作ありの映画じゃないんだしさ >>90
実録・連合赤軍 あさま山荘への道程を観て衝撃を受け
パンフレット等で経歴を読みやばい人だと知った程度
荒井晴彦はWの悲劇などの名脚本家とは知っていたが若松プロ出身とは知らなかった
めぐみさんは全く知らず鑑賞前は映画用の架空の人かと思ってた テアトル新宿の展示コーナー見るとグッとくるよな。
劇中に出てくる写真も展示されてるし。 >>93
映画上映後にあの展示を改めて見直してたら涙出てきた 駄作では無いけど、なんか響くものがなかったなぁ俺は
小綺麗にまとめるよりは、いつもの白石監督のグリッと心えぐってくる感じが欲しかった
あと他の人も言ってたけど背景とか現代そのままなのが残念だったわ
プロが作る映画としてそこは妥協したらダメなとこだと思うんだけどね >>95
今ならそれほど予算掛けずに背景CGとかもできるよね
昭和の街並みとかデータとしてストックされてそうだけど >>97
それほどったって、
昔と比べてってだけで、めちゃくちゃ金はかかるよ。 三丁目の夕日じゃあるまいし
そこまでするような映画じゃない ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています