1969年の初頭、ティム・スタッフェルは「スマイル」のリハーサルに、アートスクールの友人、フレディ・バルサラを連れて来た。

フレディはバンドが気に入り、ロジャーやブライアンとも親しくなり、ギグ(ライブ)のある時は必ず顔を出すようになった。

彼はステージで客の目を引くにはどうしたらいいか、いろいろ突飛で風変わりなアイデアを提供し、「スマイル」のプレイについても、辛辣な意見や批評を遠慮なく口にした。

〈クイーン果てしなき伝説より抜粋〉