この映画の中の看板は、今の世界では例えば新聞の見出しだったりフェイクニュースだったり
慰安婦像みたいな物だったり、トランプのアメリカファーストの看板だったりする
しかし其れ等が本物の正義かどうかは誰にも分からない
疑わしい事実が沢山あって、皆が其々の自分なりの正しいと思うことがあるからだ
この映画の中で提示さている真実は、ポスターに火を付けたのは元旦那
理由は彼女が怒りを街中に広げているからという事ぐらいで
他は全てが疑わしいだけなんだよね
今の世界のギスギスした状況を描いた上手い作品だったなぁと思う
右と左、グローバリズムとモンロー主義、独裁と過度な自由主義
宗教の戦争、宗派の違いによる殺し合い
その真ん中に無数の看板塔が立っているに違いないと問いかけているんだよな