>>906
897です。
軍のスキャンダル隠蔽、それになびく警察といったところでしょうか。
あるいは、アバークロンビー署長は「指揮官と話した」と言っているので
直接、指揮官と会話した結果、簡単にいなされてしまったのかもしれません。
ミズーリ州田舎町の警察署長と軍の指揮官のパワーバランスは歴然かと。
いずれにしても7ドルの男を庇っているわけではないかと思います。
あと、7ドルの男が真犯人である、と思う根拠は
ラストシーンにあります。

ミルドレッド、ディクソンはアイダホへ向かう車中で
「(復讐は)乗り気ではない」と話します。
前の晩、2人はそれぞれの家族の寝顔を見ながら
愛すべき家族との決別を覚悟してまで、無関係の男を殺すか?
と考え決意が揺らいでいることを示しています。
しかし、7ドルの男と対峙したら、ミルドレッドは店に来た男と気づき
真犯人と確信するでしょう。
2人がアイダホに向かうところで幕切れとなることで
果たして2人は悲願の復讐を果たすのか、道中断念し引き返してくるのか。
やり遂げてほしい気持ち、思いとどまってほしい気持ち
観終わった人の想像と思いを掻き立てます。
7ドルの男が真犯人であるか、そうでないかの見方によって
このラストシーンの効果は全く変わってくると思います。
真犯人であった方が断然効果的ですよね。