〜妄想疾患 種別〜

【注察妄想】
「常に盗聴されている」とか「隠しカメラで監視されている」と思い込む妄想。

【関係妄想】
周囲に起こっている現実を自らに結びつけて考える妄想。周囲の行動・言葉に過敏で自己に関係して捉えるが、それに動じることも多く、妄想まで発展し現実離れしていく。自分は人に嫌われ避けられていると思い込む忌避妄想も関係妄想の一種である。

【恋愛妄想・被愛妄想(エロトマニア)】
特定の相手に恋愛対象とみなされていないのに自分は相手に愛されていると思い込む妄想性障害。

【罪業妄想】
「自分は非常に悪い存在」「罰せられるべきだ」「皆に迷惑をかけている」などと思いこむ妄想。うつ病によく見る病状の一つでもある。

【心気妄想】
自分の身体の一部が病気にかかっていると思いこむ妄想。

【貧困妄想】
現実にはそうでないにも関わらず、「自分は非常に貧しい」「借金を抱えてしまった」などと信じる妄想。

【宗教妄想】
自分自身に何か超次元的で特別なパワーがあると信じたり、霊界のような所から特別な預言や啓示を受けた、またはあらゆる病気を癒す力を授けられたなど、

“神”の化身であると信じてしまう症例

これが極端になると宗教団体の教祖にまでなってしまうケースも見受けられる

例:死刑囚(刑執行済)アサハラショウコウ


【被害妄想】
妄想の中で最も一般的なタイプであり、他人から悪意をもって害されていると信じる妄想

何らかの犯罪的な干渉を受けていると信じこみ、事業や就職などにおいて失敗しても、他者からの攻撃で失敗したと考えたり

「脳内に何らかの機器を埋め込まれ、意識や行動を操作されている」と考えたりする。
例:集団ストーカー被害


【盗害妄想】
自分の物を盗まれたと思い込む妄想で、認知症によく見られる。