>>278
そりゃ>>278にとっては「弱い奴が銃持ったら強くなったと勘違いして調子のった映画」だったってことなだけ。

この映画は、妄想か現実かわからないシーンや、真相は何なのか答えをはっきり描写されず謎のままになるシーンや
見逃してしまっても仕方ないさりげない小ネタなどがたくさん散りばめられてるから
人によって全く解釈が違ってきて、100人いたら100通りの違うストーリーに見えても不思議じゃない作りになってる。
だから不明部分を勝手に脳内で補完する妄想力があって、なおかつそれが好みにはまったというタイプにだったらしっかり刺さる。

大昔の少女漫画が好きな層なら
「アーサーたんカワイソス、でも最後アーサーたんが皆にマンセーされて、アーサーたん酷い目にあわせた奴らが殺されてスッキリ」
と受け取り
なろう系統のラノベが好きな層なら
「負け組みの俺が銃を手に入れたら、百発百中の射撃の天才にして潜入の才能もあることもわかり、やがてカリスマ犯罪者として爆誕」
と受け取り
アメリカンニューシネマが好きな層なら
「今はあまりメジャー系では作られなくなってしまったタクシードライバーやキングオブコメディの系統の映画で懐かしい」
と受け取ること "も" 可能。

各自自分好みに自由に解釈出来ることで「こんなの俺の理想とするジョーカーじゃない」批判も軽減されてるし
「有名コミックのキャラを利用して自分の撮りたい映画を撮る(それが鼻につかないよう自由解釈可能部分でボカして)」という
極めて反則技的なアイディアを思いついた監督の作戦勝ちだな。