日本のアニメーション録音の現場というのは、監督は直接入れない聖域らしい。
スタジオ現場に同席はもちろんするが、必ず音効監督を通してしか声優指導を出来ないとか。
指導するときの言葉選びなどが声優を傷付けないようにマイルドになるらしい。
そこで音効と演出の信頼関係や演出家の業界でのキャリアとか、そういう泥臭いものが効いてくる事によって結果が変わるようだ。
それは他の作画や撮影や彩色など全て大なり小なりあるようだ。
そういう意味では大友克洋なんて映画業界では新人で、レジェンドである高畑勲とは様々な面において結果の雲泥の差が出てもおかしくはない。
演出家として力量があればビジョンが全て反映される訳ではないと言うことかな。