最大の問題は、マーベルの監督たちはサンダンス映画祭で小さなインディーズ映画を終わらせたばかりのような監督ばっかりで、
ビジュアルエフェクトのことなんか何もわかってない
そこに存在しないものをどうやって描くか理解できてないんだ
だから彼らはオレたちが「ファイナルレンダリング」と呼ぶ作業を最初に要求してくる
普通は途中経過のキレイじゃなち映像を送って判断してもらうんだが、
マーベルの監督はテスト用のラフな映像を見て完成をイメージすることができないんで、途中経過の段階でキレイに作り込んだ映像を要求してくるんだ
だから膨大な時間がかかってしまうんだ

もう1つの問題はポストプロダクションの段階に撮影監督が関わって来ないんだ
だから自分たちが膨大な時間をかけて映像を思いつかないといけない
その結果、すごい違和感のある映像ができあがる
その顕著な例がブラックパンサーのラストバトルのシーンで、急にキャラクターが物理法則を無視してクレイジーな動きをするし、カメラも他のシーンにはなかった動きをすることになる
宇宙をフィギュアが飛び回るようにね

みたいなことが書いてあった
シャンチーの龍のシーンも同じだろうね