何故か今まで見てなかったやつ。勝手に水中生活の話かと思ってた。13年前の映画と思えないという感想を聞いていたけど、実写シーンは流石に古さを感じた。何よりシガニー・ウィーバーが若い。キャメロン的には没入感を追求した作品で、それが3Dやリマスター版のHFRといった技術に繋がっているのだと思うけど、演出的にはそれほど没入感高くないと思った。意外に枠を出ないちゃんとした「映画」。だから池袋のIMAXレーザーGTの前方寄りで見たけど、もう少しこぢんまりしたスクリーンで冷静になって見たいと思った(ちなみにこのスクリーンはHFR非対応だったらしい)。Dolbyの方が良かったかも。それでもキャメロン的には視野いっぱいに画面が広がってるのを推奨しているとのこと。しかしクローズアップが多い平時シーンとか、没入感というより圧迫感があると思った。
ストーリー的には前述の通り、想像してた以上に淡々と語られていって「映画的」だった。『もののけ姫』の系譜というのも珍しくはなく、特殊なのは主人公が車椅子のアバター使いという設定とナヴィのデザイン。しかし(おそらく散々語られてることとは思うけど)ネイティブのナヴィ達の主要メンバーをアフリカ系とネイティブアメリカンで固めているというのはいかがなものかとは思った。CCHパウンダーが出てるのが嬉しかったりはしたけど。