>>924
> カメラを多用してあらゆる方向から撮影

そんなのは別に珍しくもないぞ、金のある実写の現場ならマルチカメラでの多アングル撮影は昔からごく当たり前の手法
フレーム上に何台もiPhoneくっつけてほんの僅かなアングル差を押さえておこうってのはまあ多少の執念を感じるが

そのiPhone撮影の絵をまんま本編で使うあたり、「劇中で実際にスマホ撮影された映像」としてなら当たり前
ただ、全然そうじゃないシーンにも平気で使ってしまうのは、画質が荒れてもまったく無頓着無神経な庵野独特…ってこともなく
貧乏な自主制作映画や超低予算映画とかでいくらでもあるだろうな
そんな平凡でありふれた単なる一手法に過ぎないものが「方法論」とか片腹痛いぞ


さらに庵野はアクションシーンまで全部マルチカメラで撮ろうとしたようだが、それは元より無理な手法で、迫力やリアリティなんか出る訳がない
役者同士が本当にガチの殺し合いをしてるならいいだろうが、現実では寸止めでアクションするしかないんだから、当たってないのがモロバレ
シンカメ戦闘シーンがどんどんショボCGに差し替えられてしまったのは、庵野の要求したマルチカメラ撮影が必然的に失敗した事こそ原因かもな

なお、オリジナルのライダーだと全然パンチが当たってないのがバレてるショットとか余裕であるんだが
そういう昭和ノリをどんどん入れる、歌舞伎や時代劇的な「見立て」や「様式美」の方向性かと思いきや結局NGにするっていう、
庵野のダブルスタンダードあるいは心変わりさらに予見性の無さも、少ない予算と期間を浪費した監督采配の大きな問題点


>>926
その予算に応じた効果的な手法を選択するのが監督の責任だよ、庵野は明らかにそれを失敗した
翻って、庵野のラブ&ポップ、押井のトーキング・ヘッドあたりはみるからに低予算でも別にショボくなく面白いんだけどね、やっぱアクションものは難しいんだろーかね