劇中におけるエネルゲイアとキーネーシスの対比について
https://www.pixiv.net/artworks/112307671

> アリストテレスは人間の行為を、何かの目的に向かう行為であり目的に到達すると終わる「キーネーシス」と、行為それ自体が目的である「エネルゲイア」に分類したとされる。

> 現在の我々の常識で言えば目標達成の為に行動するキーネーシスが良い事に思える。社会全体としても「成長」や「成功」、つまり「どこかへ向かっていく動き」を肯定する風潮である。
> 逆にエネルゲイアは「やりたいからやる事」、いわば趣味のような位置づけになってしまうだろう。

> ところがアリストテレスはこの二つのうちキーネーシスは物体の運動にも似た動きでレベルが低いものと位置付けた。
> そしてエネルゲイアの方こそ人間にしか出来ない固有の活動であると同時に、
> 「目的に達して終わる」事がないという意味で時間を超越した概念である「永遠」とも関係があると考え、これをキーネーシスより上位に置いたのであった。

多分エネルゲイアの説明だけならここが一番詳しい