名古屋フィル第454回定期演奏会(土曜日)

広上淳一(指揮)
アリーナ・ポゴストキーナ(ヴァイオリン)
クーネ: エレヴェーター・ミュージック[日本初演]

シベリウス: ヴァイオリン協奏曲ニ短調 作品47
アッテルベリ: 交響曲第6番ハ長調 作品31『ドル・シンフォニー』

1曲目はハリウッド映画の劇伴みたいな曲。軽快で耳馴染み良く景気付けにはちょうど良かった。
前中プロで肩と背中を大きく出した美人ソリスト登場。目は楽しませてもらったが耳の方はそうでもなかった。
そんなにダメと言うほどでも無いがメリハリ乏しくDレンジの狭い印象。最終楽章とか技巧もやや窮屈。伴奏も無難過ぎた。
密かに偏愛するアッテルベリ。これを聴くために今日は来た。(自分は定期会員とかじゃないので)
新田ユリあたりがやってくれんかなと思ってたら何と広上と名フィルだ。望外の喜び。
演奏も望外の名演。待った甲斐があったというもの。タテ線がやばくなる局面もあったがそんなのは些細なこと。
客席の反応はまあ普通。大半の聴衆は聴いたことないだろうし止むをえんか。
チャイコとシベリウスを混ぜたような少々通俗的な曲だが好きなもんは仕方ない(笑)。
なお、市民会館の響きの悪さにはいつも閉口させられる。
あと、客席のマナーは年々悪くなってるような気がしてならない。