フレデリック・フランソワ・ショパン 15
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敢えて駄作とするなら、ピアコン二曲とチェロソナタだけだな。 >>738
ピアノ協奏曲はある意味未熟な点があることは同意するが、
チェロソナタは晩年の意欲作にして傑作だと思う
あれを最後に仕上げたことが、どれほど意義深いことだったか >>738
ちなみにピアノ三重奏曲よりもチェロソナタは劣るというの? >>734
あの曲こそ20世紀のポピュラー音楽全般につながる要素を豊富に持ってると思う
甘い和声進行、特にmaj7の扱いなんて100年以上時代を先取りしてる >>732
まさにそれ
ポピュラーの外し方のセンス和声進行こんな時代からあったんだと思った 今まで断片的にしかショパンを聴いたことがなかったため、全曲集をと思い値段の安い↓を買って一通り聞きました
https://www.amazon.co.jp/dp/B002UCDVAC/
全くの初心者ながら、中でもエチュードが心地よくて好きになりました
聴き比べをできるほどの耳があるわけではありませんが、このピアニストのエチュードはいいとか、
これとこれを聴き比べると、違いが際立っていて面白いとか、おすすめがあればご教示いただきたい YouTubeのショパコンのチャンネル行けばコンテスタントのエチュードがわんさかあるから聞き比べには持って来いだよ。
上手い人とヘタクソで差が歴然。 >>744
エチュードの奏者はアラウか?
じゃあ極端に違うのでガブリーロフw >>747
最近のショパンコンクールはヤン・エキエルコンクールと化してるので
あまり聴く価値はない ショパンといえばホロヴィッツとルービンシュタインや ショパンのノクターンと言えば、第2番が極端に有名で、そのほかに有名なのは8番、13番とか遺作のノクターンとかであろうか。
だが、個人的には17番、18番が飛びぬけて素晴らしい作品であると思っている。
この2曲は、晩年のショパンの心の中をあまりにも良く投影している。
いや、されすぎている。そのため、両曲からは激しさや強さというものからは無縁であるものの、身を切るような切なさが感じられる。
17番はショパンの極度の神経質さ、晩年の悲しみが出ている。
ロ長調というのが、非常に神経質な響き方をする調でもある。また、短調に転調した部分の持つ悲劇性は涙を誘う。
そして、この曲のラストの部分、ロ長調に戻ってくる部分ではショパンの天才性が爆発している。
これ以上に繊細な音楽が書けるのであろうか。はっきり言ってこの世の音楽には聴こえない。
一方、18番は非常に穏やかで静かで、ショパンの晩年の落ち着いた優しさが表出している。
非常にあたたかく、包まれているような音楽である。弾きながら優しく穏やかな気持ちになることができる。
しかし、その優しさの中には「死」というものが見え隠れしていて、強い寂しさも内包しているのだ。
孫を見守るおじいちゃんの視線とでも言おうか。たとえ死期が近いとはいえ、30歳代中盤でこのような境地に至れるというのはいったいどういうことなのか。
この2つのノクターンは、ショパンの内面性の投影と言う意味では、バラードやスケルツォと言ったショパンの一級の傑作群をも凌駕するのではないだろうか。
盛り上がりが少なく、曲の表現も難しいため、それほど取り上げられる機会の多くない曲である。
しかし、こんなにショパン自身の内面性がさらけ出された曲は、人目に触れることなくそっとしまっておきたい、自分の気持ちに素直になりたいときだけに取り出したい、そんな曲でもある。 ショパンは亡命芸術家でもある
パリの文化に染まらなかった強靭な教育を施したのは誰なんだろ 無名な人だけどカール=アンドレアス・コリーって人のノクターン集とポロネーズ集が大変素晴らしい
iTunes Storeで買えるからみんな聴いてみて ソコロフの作品25の練習曲集は聴いておくべきだな。
作品10を弾かなかったのは残念だし、これから弾くこともないだろうが。 >>755
パリの文化には十分すぎるほど染まってたと思う
サロンでの優雅な振る舞いや、いくつかのノクターンやワルツの表現を聞いても明らかだと思う
だかしかし、そういう一面を持ちながらポーランド魂を決して忘れなかったところが彼の本質
この両者はショパンの音楽の中に絶妙なバランスで同居ないしは交代して現れることもあり、
そういう曲の魅力はひときわ強いと思ってる
具体的には例えばマズルカ変ロ短調作品24-4
あの曲のポーランドの田舎踊りそのもののところとパリの優雅で少しコケティッシュな身の振り方のところの
頻繁な見え隠れがたまらなく好きだ ショパン以降のポーランド作曲家って、やっぱ知ってる人は知ってるって感じでメジャーじゃないかな?
シマノフスキとかパデレフスキとかグレツキとかバチェビチとか。
中にはいい曲があるからもっと演奏されると嬉しいんだけどな。 シマノフスキはそこそこ有名だと思う
パデレフスキは楽譜かと思ってしまう >>761
ルトスワフスキ、ペンデレツキもお忘れなく >>754
この晩年の2曲のノクターンはかなりフォーレを思わせるあいまいな和声の雰囲気があると思う
あと、特筆すべきは対位法ですかね
17番はブラームスの晩年の間奏曲と並んで私の愛奏曲でもあります
再現部のトリルと旋律とアルペジオの不可分な動きはとても表現が難しいけど、
弾いてて陶酔しますね 自分の愛奏曲はのノクターン7番と10番
7番はバラードのように変化に富んでて弾いてて楽しい
10番はバレエ用に編曲されていて、甘くてとても心地いい音楽 あまり挙がらないノクターンだと6番のコーラル9番の気まぐれな移り変わりなんか好きだな >>759
わかる 彼の2009年ライブ版op10は好きだが
なんでまたop10出したんだろう 今回のは良くなかった
元師匠の横山のOP25も素晴らしい 敢えて駄作をあげるとしたら、軍隊ポロネーズ。
あれだけは何度聞いても嫌い。
なのに、名前がついているというだけで過大評価されている不思議な曲 >>770
この曲、ショパンが意図的に管弦楽的に書くことに徹した珍しい曲だと思う。
だからほとんどピアノ的な装飾がなく、そのかわり和声の移ろいが豊かになることに腐心している。 ピアノ協奏曲第一番最高!
↑
こんなやつ軽く見てたけど今じゃ自分がそう(*´∀`*) >>770
自分で弾いてて退屈するからな、あれw
易しいから一応モノにしたけど、弾き始めて後悔する曲 軍隊はガンガン弾かなきゃいけないから弾いてて疲れる
英雄も疲れるけど 別にデカい音も強い音も要らないよw
そんなことしなくてもカタッ苦しいテンポは出る 2017年8月26日(土) 7時00分〜8時00分 BS日テレ
読響シンフォニックライブ
ショパンPf協奏曲第1番 ケイト・リウ >>778
トリオのピアノパートもヴァイオリンとチェロ要らねーってくらいピアノが活躍する >>780
展開部から再現部に突入するときの盛り上がりと弛緩の対比がたまらない >>781
殴りあいを始めたかと思えば複雑に絡み合って展開して今度は優しく寄り添って…
聴いていてこれほど飽きのこない曲は珍しいと思う、弾き手によって曲が全く別物になってしまうのも色んな音源を聴き比べていて面白い!! >>782
この曲の良さを知るまでにだいぶ時間がかかったけど、のめり込んでみると本当に底知れない魅力がありますよね
ショパンがあの先もっと長生きしてれば、ピアノ以外のどんな素晴らしい曲が生まれたんだろうか ツィメルマンもそろそろソナタを録音していい歳だと思うんだがな
まだ日本で遊びほうけてんの? ルイサダのop.60が結構気に入ったから、op.58も買ってみたらなんか変。
マズルカ旧録もいいんだけど、なんで大きな曲はアレなんだろ。 >>786
彼はミニアチュール専門かと思う
最初のマズルカ集のあのクレバーな演奏はもう望めないかも
あのマズルカ集はとても丹念な考えぬいた演奏で、民族舞踊の粗野な感覚とフランス風洗練の極みの交替が素敵だった 30年近くクラシックを聴いてきて、ここ10年、仏バロックと仏近現代ばっかり聴いてきたが、
なぜか今更ショパンにド嵌りw >>788
ショパンに回帰する人って多いと思う
あまりの取っつきやすさに疎遠になる時期が来るけど、その先に本当のショパンの姿を認めるようになると、
終生はまりこんで抜け出せなくなるのがショパン わかるw
自分はピアノ弾かないってのもあってショパンみたいなチャラチャラした曲なんて…と思って食わず嫌いだったけど、後期の曲はホントに素晴らしいわ。たぶん一生付き合っていくと思う。
幻想即興曲とか革命のエチュードは未だに好きになれないけど。なんかアホっぽい。 >>790
幻想だとか革命とか思って聴くから陳腐に思えるんだよ。
幻想即興曲はトッカータ、革命は練習曲だと思って向き合うべし。 あのなあ前期のスポンジ状態のショパンこそ素晴らしいんだろうが
別れの曲やノクターン2番のような息の長い旋律はこの頃にしかない(ピアノソナタ3番やチェロソナタで素晴らしい旋律がちょろっと出たりするが話の都合上なしで)
多分イタリアのオペラとか外部のものが脳みそでいい具合にカチッとなったと思っている イタリアのオペラが素晴らしくないのに、なんでそうなるんだよバカw ピアノ再開してやっぱりショパンにドはまりしてる
傑作を弾くために後で用意されたのかのようなエチュードにも鳥肌ものだし チェロソナタ聴いてると「天才かよ…」って思わず言ってしまう 英雄ポロネーズのグリッサンドみたいなところ、
あれは、普通にオクターブのスケールを弾いてもああいう音にならないよね?
どうやって弾いてるんだろ。 >>799
https://i.imgur.com/IqZibQF.jpg
この楽譜通りに指を素早く動かすしかないよ
Aにナチュラルついてるから普通の変イ長調のスケールと微妙に違って難しい >>800
は?
それ、単に変ロ短調の旋律短音階ですから >>801
なるほど変ロ短調の音階で練習すればいいのか
まあ中間部の左手のほうが難しいんですけどね >>800
だから、その楽譜のとおりにオクターブのスケールを弾いてもああいう音にならないよね? >>803
例えば似たようなパッセージとして、バラード1番コーダのト短調のオクターブのスケールがありますけど、
あれも特殊に聞こえますか? スケルツォの1番と4番の終わりも同じようなのあるな >>809
わざとずらす人は居ないと思う
下手でずれる人はたまに居るw
そんなに不思議ならMIDIに打ち込んでみなよ
スケール演奏するだけでグリッサンドみたいに聞こえちゃうのが聴覚でも視覚でもわかるから ペダルの踏み込みのタイミングでかなり違って聴こえるね。
例えば、レオンスカヤなんかは綺麗なスケールに聴こえるけど。 ちょっと聴き込んでみた。
ソナタの3番、舟歌、幻想ポロ、チェロソナタ、
これらが書かれた時期のマズルカのいくつかは、
異次元の出来だな。 お酒はぬるめの燗がいい 肴(さかな)はあぶったイカでいい
女は無口なひとがいい 灯りはぼんやり 灯りゃいい
しみじみ飲めばしみじみと想い出だけが行き過ぎる
涙がポロリとこぼれたら歌いだすのさ 舟唄を 今更だがノクターンをポリーニとピリスで聴き比べてる。
面白い。線画と油絵みたいだ。 ポリーニが線画、ピリスが油絵
ピリスは味付けが濃厚 ポリーニの17番だったか?うなり声で心臓飛び出すかくらいビビって
毎回その箇所でそうなるんで以来17だけ聴けなくなった 個人的にはスケルツォ1の中間部の終わり
アシュケナージのでウトウト眠くなってるのを叩き起こされることがよくあった 右手中心の典型がピリスで、左手中心の典型がポリーニ 右手と左手はそろってなくてはならない。 そうでなかったら国際コンクールでは絶対に認められない。 https://youtu.be/RGyfroxys4I
ユリアンナのスケルツォ3番
途中の和音で進行するところ、たぶん敢えて左右をズラしてるんだと思うんだけど、どう?
なんか右と左が独立した生き物みたいで面白いとは思うけど、正統派ではないのかな。ロシア風味?
誰かその辺詳しい人解説してくり。 こめん、03:05くらいのとこからです。
フツー左右揃えるとこなんだろうけど、メロディーライン(ソプラノ)やってる右手が若干食い気味に入ってるのがなんか心地よい。
これはロシア風なのかなーって思って。たぶんポーランド人的にはダメなのかな?ユリアンナ、ポーランド審査員から嫌われてたみたいだし。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています