そもそも明治期の洋楽導入に源を発するんだよ。日本の歪んだ音楽観は。

聴いたこともないのに、「ワーグナーは凄い、崇高だ」って言ってた
当時のインテリから、戦後の小林秀雄の「モオツァルト」まで、
頭でっかちのインテリゲンチャが、「音楽はすんばらすぅいー」って
なって、神棚に祭られた。

三島由紀夫みたいに、「俺は音痴だ。蓄音機はもちろん、レコードなんて
一枚も持ってないぜ、音楽なんて聞く連中の気がしれねーぜ、けっ!」
って、開き直ってくれればまだいいんだけど、
○田○和とか、海老○敏みたいな、理論先行の東大系知識人が、
東大美学科に根城を持って、日本にもたらしたのが、ウパニシャッド哲学みたいな
奇怪な音楽論でしょ。

「この流れ(東大美学科)に属さない奴は、邪宗だ!」ってなったから、
許みたいな人は色物扱いされてしまう。
宇野氏もしかり。

音楽音痴なインテリが戦犯だよ。クラシックが堅苦しいってなったのは。