★★★ヨーゼフ・カイルベルト★★★
再起です。名指揮者カイルベルトについて、語り合いましょう。 55年リングは、後代の演奏家にとって圧倒的に大きな壁でしょう。
あれが50年以上も封印されいたなんて謎ですね。 60年代のミュンヘンの放送録音など、まだまだありそうな感じがするがなあ。 パンベルクのコンサートホールロビーには、シュタインの肖像画と一緒に彼の肖像画もある 音楽監督だったドレスデンのゼンパー・オーパーやミュンヘンのシュタッツ・オーパーにも肖像画がある カイルベルトの遺産はステレオ初期、東芝エンジェルレコードから発売された「魔弾の射手」
当時のドイツ人歌手、オケもベルリン・フィルとすべてドイツ人キャストによる貴重な永遠の名盤 EMIにしては録音もいいね。BPOの重厚感も特筆すべきだし、
ストレートなカイルベルト。 カイルベルトの「魔弾の射手」は依然トップに君臨する演奏
クライバーなんてまったく足元にも及ばない 比較するのはどうかと思うけど、私はカイルベルト盤がベスト。 亡くなった後に国内で発売されたキングの廉価盤のジャケットやカッティングがお粗末だったために、
70年代から90年代にかけて地味な存在にされてしまったけど、今になってみると、演奏史に残る名録音が多い
ことに気づくね。 TESTANENTレーベルの1955年「ワルキューレ」(ブリュンヒルデをメードルが歌った
テイク)の余白に、同年の「タンホイザー」抜粋が収録されているけど、これが
全曲ライブ収録されているのか気になる。 バンベルグ交響楽団と来日したとき、さほど話題にもならなかった指揮者
それだけ日本での知名度は低かった ユニバーサルの広告では、リング、オランダ人、タンホイザーの一部が、バイロイトでのライブ録音の
全てとでていたね。放送音源のモノラルはいくつもリリースされているけどね。
デッカのステレオ録音があったら狂喜乱舞ですね。 バンベルク響と来日した時は、初日がNHKのライブ放送で、後の演奏会もすべてNHKが
録画放送していたほどだから、さほど話題にならなかったというのはどうかな。 功芳がカイルベルトの「運命」を掘り出し物と評価していた。
普段はこの人の評論は全く信用しないのだが、これを読んだときはちょっとうれしかった。 エロイカとブラ4だね。初日のオベロンが鳴り出した時の文化会館の雰囲気は、
テレビでも伝わってきた。
ライブ生放送なんて60年代にもその後にもなかったような気もする。 カラヤンBPOの初来日の初日もライブ生中継だった。バンベルクもNHK招聘
だったからでしょう。 カラヤンBPOの初来日の初日もライブ生中継だった。バンベルクもNHK招聘
だったからでしょう。 しかしバンベルク響の監督が東響に移るとは、隔世の感ありだね。 カイルベルトと親しかった音楽家。
ケンぺ、カラヤン、ショルティ、クリップス、ホッタ―、フィッシャーディースカウ、
プライ、ヴンダーリヒ、デラカーサ、ビョーナー、ゴルツ、メードル、ヴァルナイ、
ヘブラー、等々 ハスキルも親しかったみたいだ。ヘブラーのインタヴューでカイルベルトのことを懐かしそうに
語っていたのを思い出した。 >>17-22 昔の記憶があいまいになったので当時の新聞縮刷版番組欄など
で調べてみた。初日から数日は以下のようだった。(長文スマン)
○1968/5/15(初日) FM生(関東甲信越、静岡周辺のみステレオ)
カイルベルト指揮 オイリアンテ、画家マチス エロイカ
21:40〜22:50総合TV(カラー録画)オイリアンテ、エロイカ
5/16 FM生(同上ステレオ) 岩城指揮 オベロン、ドン・ファン、ブラ2
<20時前頃、津波警報>
20:30〜21:00総合TV(カラー録画)カイルベルト指揮 画家マチス
5/20 FM生(同上ステレオ) カイルベルト指揮 時計、ティル、ブラ4
○カラヤン/BPO 初来日(1957年)当時はまだVTRがなかったので、テレビは
すべて生放送。2度目(1966年)のTVは初日のコリオラン以外が生放送。 dクス
津波警報は十勝沖地震によるものだな
その年の7月に亡くなった 訃報を聞いた時ビルギット・ニルソンは泣き崩れたそうな ニルソンは、シュトラウス&ワーグナーのオペラで協演することが多かったみたい。
ニルソンの自伝によく出てくる。
残念ながら録音はほとんどないようだが。 3度目になる70年のN響公演では、トリスタンとイゾルデをイングリット・ビョーナー
と、そしてカルミナブラーナを演奏することになっていた。 どちらも実現していればなあという思いが残るけど、運命だから仕方が無いね。 you tubeでエフゲニー・オネーギンのビデオを見ることができる。プライや
ブンダーリヒの熱唱にも心打たれるが、カイルベルトの渾身の指揮も熱気が
伝わってくるようで感動的。
チャイコフスキーのシンフォニーなども取り上げることもあったのだろうか。 若かりし頃、プラハで活動していたから、ドルザーク、スメタナ、ヤナーチェクなどは随分と取り上げて
いるけど、チャイコフスキーはどうかな。オネーギンやスペードの女王のようなオペラ作品は、レパートリー
だったけど、たとえば悲愴などはほとんど取り上げていなような気がする。 60年代のバイエルン国立歌劇場での上演って結構映像が残ってるはずなんだが、
「セヴィリアの理髪師」がヴンダーリヒのアニバーサリーでDGからDVD化
されたのと、フィッシャーディースカウのDVDで「影のない女」の抜粋が
出てるくらいなんだよな。DGから音だけ出てる「アラベラ」も映像がある
はずだし、>>33が言ってるオネーギンとか、平和の日、歌劇場再開記念の
「影のない女」全曲とか映像出して欲しい。 インテルメッツォもあるね。間奏曲が長いので指揮ぶりが堪能できる。 カイルベルトもイッセルシュテットと同じ地味な指揮者
それだけに録音にも恵まれず忘れられた過去の人 青や緑、茶色ジャケットの廉価のCDを集めていたが、最近、
在庫が無くなっているものも出てきており、私はやむなくベト5など
中古で買った。地味にファンを保ち続けているみたいです。
これらCDは早いこと買っておいた方が良いと思うが、、、
個人的にはブラ2などお勧めです。 イッセルシュテットの名が出てたので思い出したが、彼がロシア楽旅から戻ってきたときのライブが残っている。
マイスタージンガー、ベト7、ジュピターだが、聴き始めてすぐ、これはカイルベルトじゃないかと思った。これはぜひ聴いてみて欲しい。ショックを受けるかも? 35≫
「影のない女」は、F=Dの記念DVDでごく一部が見れますね。おそらく、
全曲が残されているでしょう。見たいですね。 シュトラウスは「エレクトラ」を除いてほとんど音源が残っているはず。
「薔薇の騎士」のようにオルフェあたりからのリリースを期待。 シュトラウスのオペラ全曲版で今のところ出てるのは、
・フォイヤースノート(ケルン放送響)
・サロメ(ドレスデンとミュンヘンの2種)
・ばらの騎士(ミュンヘン)
・アリアドネ(ケルン放送響)
・影のない女(ミュンヘン)
・エジプトのヘレナ(ミュンヘン)
・インテルメッツォ(ウィーン)
・アラベラ(ミュンヘン)
・平和の日(ミュンヘン)
の9作か。まだ音源が出ていないのはグントラム、エレクトラ、
無口な女、ダフネ、カプリッチョ、ダナエの愛。 「ダフネ」はミュンヘンのライブが出ている。「カプリッチョ」はウィーン
のライブ音源があって一度RCAからリリースの広告が出ていたが、なぜか中止
になった。あと「アラベラ」はザルツブルクとベルリンの2種類も追加。
さらに「サロメ」は60年代のミュンヘンのライブが出ている。 ハンブルク時代の音源ってないのだろうか。北ドイツ放送局などに眠って
ないのか。 ハンブルクフィルだけでなく北ドイツ放送響もけっこう指揮しているので、音源はあるだろうな。 NDRがヒストリカルの発掘に積極的じゃないからね...
一度、EMIでイッセルシュテット等をCD化したけど売れなかったものね
(売れたのはコンドラシンのマラ1だけ) カイルベルトの音源は売れそうだけどね。リングが出てからは、随分注目度が違うと思うな。
復活祭の時期に協会でマタイ受難曲を指揮するのが恒例だった。これはミュンヘンに移ってからも続け
られたそうだ。ぜひ聴いてみたいね。 NDRもそうだが、TELDECもカイルベルトのことをぞんざいに扱っていると
思える。日本のwarnerがまとめてCDを発売したが、ドイツでは限られた
ものしか出ていない。節目にボックスが出ていてもおかしくないだろう。 TELDECの正規録音にしても、意外と未CD化のやつがあるんだよなあ。
ヒンデミットとか。 ヒンデミット「高貴なる幻想」の他にもたとえば、ドヴォルザーク:スラブ舞曲集、
グリーク:ペールギュント組曲、 ウィンナワルツも随分とレコーディングしている
けど一部しかCD化されていないね。戦前のSP録音はほぼCDRで聴けるけど、戦後の
モノラル録音もかなりあるはず。 スメタナやグルックのモノ録音がたしか、ソ連崩壊後にメロディアから出ていた。 あーあれを含めて、レアレコーディングとしてアンドロメダからCD出てます。 カイルベルトってブルックナー指揮者のイメージが強いけど、結構マーラーを取り上げているね。
60年代としては結構先進的だったような感じもするね。 マラ8とは驚いた。いったいどんな演奏なんじゃ。
大地の歌は、ディースカウとヴンダーリヒの熱唱もあいまって入魂の演奏
と思えるが、その延長上であろうか。 ORFには音源があるだろうからいずれオルフェオあたりからリリースされる
といいね。 青裏の8番は、冒頭の部分が音質悪化でゆらめいているが、それさえ除けばモノながらなkなかいい
音質。演奏はブルックナーと異なりゆったりしたテンポでロマンティックだ。プライ、デルモータ、
リップなど歌手陣も豪華。この年1960年はマーラー節目の年で、1年を通して全曲が演奏され、
カイルベルトは8番を担当した。 60年の8番の演奏会の合唱はウィーン楽友協会合唱団だが、そのなかに
学生身分のアバドとメータがひそかにもぐりこんでいたということが、
メータの回想に出てくる。 マーラーではほかにどのような曲を取り上げていたの? そうさな、歌曲系はすべて取り上げていたようだね。「大地の歌」はよく知られて
いるようだが、「さすらう若人の歌」「亡き子をしのぶ歌」「少年の不思議な
角笛」など、ディースカウ・プライ・ヴンダーリヒと共演することが多かった。
プライの自伝に生涯最高の演奏会はそこにあったと述べている。 長男のトーマスがまとめた『ヨーゼフ・カイルベルト 20世紀を生きたある指揮者の生涯』(2007年)
は794頁の大著だが、演奏歴がすべて示されている。それを見ると、第1番、第2番、第4番、第8番を
取り上げている。4番はかなりよく取り上げている。5番を取り上げていないのが不思議だが。 1番、2番、4番、大地と来ればケンペと被っているな ふーん。これだけマーラーを演奏していたとは、ちょっと驚いた。
あの時代にね。
レパートリーは広くないが云々という評論家諸氏の言は、ただ知らなかった
というだけのことか。 レコ芸の評論家諸氏などでしょ。情報砂漠の中で適当なこと
書いていたというわけだ。 レコ芸の評論家代表者といえば吉田だわな
このようなバカが日本の音楽評論家の代表だったとは悲しむべき 吉田秀和の初ヨーロッパ訪問、バイロイト訪問では、カイルベルトの指揮する演奏会やオペラを
何度も体験している。しかし、相性が悪いのか、ほとんどカイルベルトの演奏について触れてい
ない。わずかに、当時初演されたばかりのシュトラウス〈4つの最後の歌〉をリーサ・デラ・カーサ
との共演でミュンヘンで初めて聴いた時のことを、なつかしく回顧しているだけ。 吉田さんは、クナのブルックナーを聴いていて睡魔におそわれ、目が覚めると
まだ演奏していたのには驚いたと告白している。1950年代の日本人としては長大
な交響曲に耐えられなかったし、ましてやワーグナーとなると理解できなかった
のでは。 今年はシュトラウス・イヤーだから、オペラの新音源でもリリースされのではと、つい期待しちゃう。
カプリッチョかエレクトラあたりか。オルフェオさんがばってね。 どちらか一つということであれば、俺は〈カプリッチョ〉だな。 ヒストリカルで最近リリースされた、ベートーヴェンP協奏曲第2番、ウェーバー〈コンチェルトシュトック〉
シュトラウス〈ブルレスケ〉を聴いた人いますか。
ピアノはローズル・シュミット。オケは、戦前のミュンヘン放送管、プラハ・ドイツフィル、バンベルク
響。 どのレーベルから出てるの?
HMVにはないみたいだけど。 諸井誠は55年にカイルベルトをケルンで聴いたらしい
が、N響客演は聴いてないと
N響のCDが最初に出た時のレコ芸評で書いていたな
話は違うが諸井さんはクナのブル8をウィーンで生で聴いていて
ミュンヘン盤は全然ダメだと評している 放送オケではケルンとの関係が強かったね。次がシュツットガルト、バイエルン
あたりか。 カイルベルトは世渡りがヘタだったから、田舎のオケの指揮者に甘んじてた ハンブルク→ミュンヘンってドイツのオペラ指揮者では最高のエリートコースだと
思うけど。 カールスルエー→プラハ→ドレスデン&ベルリン→ハンブルク→
ミュンヘン その間にバイロイト、ザルツブルク、ルツェルン、エジンバラ
だからね。
東西ドイツ分割がなければ戦後のキャリアーは変わっていただろう。
バンベルクはたしかに地方都市だけど、プラハ以来の付き合いだからね。 バンベルクは日本で言えば奈良のような都市だから、たんなる地方都市というのとは違う。
それから、ドイツの都市はみな地方都市ともいえる。ベルリンだってね。
オペラハウスの監督となれば、大変な仕事量で、その他にシンフォニーオーケストラの監督
なんて無理だろう。 バンベルク響といえば、ノットの後任はどうなるんだろう。 そいうえばバイロイトで活躍していた頃から、50年が過ぎたのだね。 TELEFUNKENの全録音をBOXにして出してくれよ >>86
欲しいね。第9を除くベートーヴェン、ブラームス全曲、ブルックナー
6&9までは集めたんだが・・・力尽きた。BOX化切望。 国内盤で出た分売15枚全部買ったから残りだけでいいよと思ったが
残りはモノラルか人気があるとはいえない曲がほとんどだから
定番を入れてボックス化しないと手に入らないだろうなぁ レーガーのモツ変なんて1970年代に、新譜扱いだったしな そもそも未CD化のやつも結構あるんだよなあ。ヒンデミットとか。
ベートーヴェンの序曲にしても、モノラル録音のやつで後にステレオで
再録音したやつなんかはCD化されてない。 一時、フランスのオワゾリールでレコーディングしていた時があったけど、
13管楽器のセレナーデ以外にはどんな曲を録音したのだろうか? CD-Rで出ていた、ベートーベンP協奏曲2番、ウェーバー コンチェルトシュトック
、シュトラウス ブルレスケなどのヒストリカル音源がCD化されたね。
ピアノは、ローズル・シュミット。
どれも力感とバランスの優れたカイルベルトらしい伴奏だ。 1番:ケンプ、2番:シュミット、4番:アンダ、ケンプ、5番:バックハウス、
カサドジュと協演した音源があるが、あとは3番か。 ドレスデン時代の映像がいくつか残されているが、フィデリオを指揮しているカイルベルトは、
30代後半で若々しく、なかなかハンサム。
フィデリオは抜粋しかリリースされていないが、全曲は残されていないのだろうか。 N響振ったハイドンの驚愕の動画なんて出ないかな?
実にコクのある名演だったよ。
高校の時に見せられた。 それ、「ヤングフランケンシュタイン」のポスターだろ N響との映像は、マイスタージンガ―と第9の一部だけしか残ってないという
ことだが、もしかするとね。