以前、リヒターの69年日生劇場ライブが凄い、と書いたものです
ついに、79年石橋メモリアルホールライブを手に入れて聴きました。

凄さが段違いです!
79年ライブの前では、69年なんてまだ可愛いものだったんですね
しかも79年は聴いてるうちに不思議な感情が湧き上がってくる
主題から序盤までは、「ありゃ?なんじゃこれ」という否定的な気持ちしかないが、
後半まで来ると、「こんな状況なのに、きっと歯を食いしばって鬼のような表情で弾いてたんだろうな。むしろすごい」と何故か肯定的な気持ちになる
音楽に感動するんじゃなくて、リヒターの必死さに感動するというか、
高校野球で弱小高校球児の負けっぷりに感動するのと似てる感じ

演奏終了と同時にブラボー!と叫んだやつも、きっと同じ思いだったに違いない