中野信子著『空気を読む脳』
 2020年2月、講談社、880円、

目 次
第1章 犯人は脳の中にいる 〜空気が人生に与える影響とは?
    ”カミカゼ遺伝子”は脳内に現代も息づいているか
    日本人はなぜ「醜くても勝つ」より「美しく負ける」を好むのか?
    ブランドを身に着けると、なぜ「人生で得をしがち」なのか
    日本人は富裕層になれても大富豪にはなれない?
    不倫もバッシングも脳や遺伝子に操られているのか?
第2章 容姿や性へのペナルティ 〜**に縛られない生き方
    女性の容姿への「残酷な心理実験」が映し出す現実社会
    女という「呪われた」性で「婚活」に苦しむ日本人女性
    レールを敷く親――子どもを蝕む「毒親」とは?
    同性愛の科学――“生産性”をめぐる議論に寄せて
第3章「褒める」は危険 〜日本人の才能を伸ばす方法とは?
     失敗を恐れる脳――日本人はなぜ「挑戦」しなくなったのか?
    なぜ報酬がいいとやる気や創造力が減退してしまうのか?
    「すぐに返信しない男」と「既読スルーを我慢できない女」
    「超一流」が育ちにくい時代に才能を伸ばす脳の育て方とは?
    20代までも成長し続ける脳が味わう試練と、その助け方
第4章「幸福度が低い」わけがある〜脳の多様すぎる生存戦略
    日本人の脳をつくったのは、環境か遺伝子か?
    「弱み」は人間の生存戦略上なくてはならない