>>139
本来、正しく発声すれば、ソプラノでもメッツォでも高い音は出るんだよ
声帯の長さなんて対して変わらないからね
物理的には当たり前のように普通に出る

声部の違いは音色で決まるもので、太いからドラマティコと言うことも無いし、
歌手のやりたい声部を目指すこともある

そうなると、その声部にあった発声の仕方を目指すから、より声はその声部に近付く
また、加齢によっても変わる
しかし、これもまた酷使していない声帯は死ぬまで変わらない

酷使した声帯は劣化により重くなる
負担の無い発声であれば、ほぼ劣化しない

なので人による

重い声の人はテクニックを駆使してもなかなかロッシーニの至難なアリアは歌えるようにならないが、軽い声の人は正しい方法を教えて貰えば意図も簡単にマスター出来る

重い声の人はテクニックなんか無くても吠えてりゃいとも簡単にヴェルディなんかのアリアは歌えてしまう

しかし、その至難なアリアを歌えるテクニックを持った歌手でも、重い声のテクニックの無い人間がいとも簡単に歌うヴェルディのアリアを歌うのは困難だったりする

フランシスコ・アライサもロッシーニ歌いを止めたら歌えなくなった

いま、フローレスがプッチーニに挑戦してるが、あんなにいとも簡単に超難しいアリアを歌ってるのに、今年の1月に歌ったChe gelida maninaは、フローレスにしては、とても苦しそうに歌っている

その人は声質はメゾだけど、高音さえ出れば挑戦するのは、その歌手の自由