5月25日14時 ザ・フェニックスホール
寺田悦子&渡邉規久雄 ピアノデュオ

2台ピアノのデュオ、300人ほどの小さなホール。
時間が取れたし、プログラムが面白そうだったので行ってみた。

前半はバッハ、モーツァルト、リスト。ちょっと酷かったのではないか。
噛み合わなくてガタガタするし、細かいところは聴こえず、強奏は粗い。
K448のデュオは、かなり以前「頭がよくなる」と喧伝されたあの曲だが、
これではその効果は期待できなさそう。好きな曲だけに残念。
ところが後半、ラヴェルの「序奏とアレグロ」はキラキラと美しく、素晴らしい。
最後のラフマニノフの組曲第2番も、最初ちょっと大人しかったものの、最後は迫力も加わり良かった。
やっぱりモーツァルトは、シンプルなだけ難しいのかもしれない。

拍手に応えてアンコール、というところでハプニング(?)が。
舞台奥の反響板がすーっと上がって、大きなガラス窓から外が丸見えに。
メインが終わったから、これで終了と係が勘違いしたのかも。
このホールはビルの4階あたりにあるのだが、バルコニー席からは、
2台のピアノ越しに下を行き交う人やクルマを見ながらアンコールを聴く。ちょっと面白かった。