SACDが普及しなかった原因としては
(1)軽便性がCDと変わらない
(2)通常CDと比べて価格が高め
(3)ある程度高品位のオーディオ装置でないと違いが分からない
(4)大多数の人々はCDの音質でおおむね満足している
(5)そもそも規格それ自体が一般に周知されてない
これらがいろいろ絡み合っているのかと

これは自分の経験だがある人が自分のブログで鈴木秀美のバッハ無伴奏を称賛してて
その文章のなかに「さすがSACDええ音やね」という意味の一節があった
なので自分は「SACDプレーヤー持ってるんすかいいっすね」とコメ欄に書いたところ
(当時自分は持ってなかった)
「へ、なんすかそれ」みたいな反応を返されて当惑しながらもCDとSACDが別個の規格であることを
説明する仕儀とあいなった
ブログ主さんはそれらが別個の規格であることを知らなかった
「なんかすごいCD」くらいに思ってた様子

理論とオカルトと経済力とのせめぎあいの中で彷徨することを面白いと思える阿呆な人種でなければ
なかなかオーディオの沼に足を踏み入れる気にはならないだろう
ひとには様々に思い入れの濃淡がある
たとえば自分はオーディオに関しては世間一般の基準より一段上の品質を求めるが
車に関しては完全にゲタ代わり走ればいいというスタンス
これが逆になる人もいるしどっちも用に足ればいいというひともいるだろう
そのなかでリターンの大きい商品戦略を模索し続けるメーカーさんは大変だなあと
まあ終わり