>>833
そうじゃないんだよね、逆に弱音をコンプ当ててるのか知らないけど普通に聞こえるように仕上げてしまう。
あれじゃ消え入るようなピアニッシモが消え入らなくなるし、それだけで空気感が台無しになったりする。
日本のエンジニアって大体がそうだから諦めてるけど(オクタヴィアの江崎氏も空気感はあれどそうだが)、一々音をいじってしまう傾向にあると思う。
(クルレンツィスの悲愴は編集録音の最たるもの。あそこまで突き抜けるとかえって面白いとこもあるが)
音圧主義者しかいないというか、ホールの音響を持ってくるって考え方の人がいない。オーディオ的に整えてしまう。それが聴きやすいかどうかがさらに別問題。
リマスターであればDECCAのそういう傾向のものならまだしも、DGや旧EMIのような録音ですらそうしてしまうことに問題がある。
江崎氏はそういう声があるのがわかってるから自身の録音のワンポイントエディション出したんだと思う。

トニー・フォークナーやPrimeseatのベルリンフィル放送のような傾向が好きな、レコーディングや編集かじってる若者の戯言だから、この意見は理解されないかもしれないが……