>>617

こういう記述がある本が出版されている。
1944年に召集され、フィリッピンのルソン島で終戦を迎えた 元陸軍の軍医
だった山田淳一氏は、

「 太平洋戦争中、日本軍の第一の敵は米軍、第二の敵はフィリッピン人のゲリラ
部隊、そして第三の敵は、『ジャパンゲリラ』と呼んでいた日本兵の一部だった。

この日本兵士たちは戦局がますます不利となり、食料がいよいよ窮乏するに及んで、
戦意を喪失して自分達の守地から離脱していった。
しかも、自らは食料収集の体力を未だ残していながら、労せずして他の日本軍部隊の
食料の強奪、横領を敢えて行った。
遂には、強盗殺人、甚だしきは屍肉さえも食らうに至った。不逞、非人道的なのが
一部の日本兵士だった 」

「比島派遣一軍医の奮戦記」より