>>326

「葬送行進曲」といっても作曲した当時のベートーヴェンにとって死はまだまだ先のことであったが
晩年の朝比奈さんにとっては死はいつきてもおかしくない身近で自然なものであった。

そのせいか第2楽章もドラマチックな盛り上げでなく、老人の老衰死のような
淡々とした演出になっている。