米カリフォルニア州パロアルトの教育委員会は27日、
日系2世フレッド・ヤマモト氏(故人)の名前が有力候補
に挙がっていた中学校の新校名について、
ヤマモト氏を最終候補から外し、別の名前に決めた。

新校名を巡っては、ヤマモト氏の名前が
「真珠湾攻撃を指揮した山本五十六連合艦隊司令長官を想起させる」
と中国系保護者らが反発。同委員会は、
地域の分断回避を理由にヤマモト氏の採用を見送った。

新校名には、第2次世界大戦中に強制収容所に入れられながらも
米兵として戦ったヤマモト氏など計8候補が挙げられていた。
中国系保護者らは、「地域に混乱を生じさせる」として、
ヤマモト氏を採用しないよう同委員会に要請。

ヤマモト氏案を支持する日系人らとの間で対立が生じていた。