>>112
嘘つきw

俺、プロ倫の批判的購読をゼミでやったけど
予定説を奉じていたのはカルヴァン派の一部だけだよ?

ドイツ北部はルーテル派の方が圧倒的に多いし
南ドイツはカトリックだし、ウェーバーが取り上げていた再洗礼派なんて超少数派だったから、
プロテスタント=カルヴァン派が資本主義の揺籃だったとするウェーバーの説は今日では否定されている

ジュネーブのカルヴァン派の話を「当時」のドイツや資本主義世界一般に敷衍可能なように読めたということは
西洋史に暗いと自分から言っているのに等しいよ

*予定説が資本主義の揺籃だったと主張したいのなら
ウェーバーにはプロ倫の他に「プロテスタントのゼクテと資本主義の精神」というのがあるからそっちも読むべき

訳者の大塚久雄は講座派の西洋経済史の親玉だったけど
晩年近くなってから慶應・一橋の実証史学派にテーゼを丸ごとひっくり返されてしまった
大塚の弟子は東大と旧帝の一部に残ってたけどもう退官してしまったし
大昔のように社会経済史学を牛耳っていた面影はないね

大塚久雄自身が無教会派のクリスチャンだったので信仰の理想像をウェーバーの著作に投影し過ぎていた
ウェーバーを深読みして勝手に再構築しているが
宗教学の立場から見るとまるで的外れな行為であるという批判は大塚の全盛期にも宗教学の田川建三からなされていたので
ウェーバー社会学を日本に接ぎ木した大塚は保守反動だとわかる人には昔からわかっていた