オットー・クレンペラー Part27
マーラーの交響曲第5番アダージェットはサロン的で性に合わないってインタビューでいってるね。
師匠の作品でも嫌なものは嫌ななんだな。そういう男らしいところがいいねえ。 マーラーは推薦状を書いてもらったという意味での恩人
指揮については影響を受けているが
クレは新即物主義なので違いはあるし
作曲等々については別流派だろうと思う
クレのマラ5評は
1楽章 よい
2楽章 特に感想なし
3楽章 長すぎる
4楽章 素晴らしいがサロン風である
5楽章 長すぎる ちなみに新即物主義者のひとりシェルヘンは
1950年代のウィーン国立歌劇場管とのマラ5は正常演奏だが
1960年代の演奏では3・5楽章のカットをしており
クレの指摘と呼応する形となっている シェルヘンのベト全はおもしろかったねえ
でもウエストミンスターレーベルのオケ録音は
大半がシェルヘンだったのは痛しかゆし