小澤征爾は、海野義雄に「耳が悪い」と批判された

単に間違えたのではなく、極限的な音程感は無い、場面に遭遇した事がある

弾いた人は知っている通り、楽員が弾き易い指揮で、悪く言えば、楽員におもねった指揮

弾き易いから合い易く、合い易いからスッキリとした見通しの良い演奏になる

4拍子なら4等分では無いのがクラシック音楽だが、不等分である幅が狭いし、動きが少ない

過去の巨匠達は、所々で極端に振って、独特の雰囲気を出すが、小澤征爾にはそんな所が無い

ボストンでアメリカデビューした、クラウス・テンシュテットの様なロマンティシズムが、小澤征爾には無い

初期のサイトウ・キネンは、実質小澤道場で、究極のアマチュアオケだろう
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時間的制約があるから、プロにはこんな演奏は出来ない

お金を掛けた録音では「第九」がある
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非常に上手いが「コンクリート打ちっ放し」みたいな感じがする