金沢の旅の目的はオーケストラアンサンブル金沢の定期演奏会。
ベルリン・フィルの元コンマスのブラッハーを迎えてのブラームスのヴァイオリン協奏曲とベートーヴェンの第4交響曲。
どちらも良いのだろうが、このオケにしてはクオリティが低い。特にブラームスはやはりブラッハーと言えどもソリスティックな演奏にはならない(コンマスらしいリードぶり)
ベルリン・フィルのコンマスとしては地味か?
オケも弦は相変わらず超一流(世界クラス)だが、ホルンが何度も音外した。
金沢人はブラヴォーの嵐だったが、私は余所者で変人だからつまらなかった。無頼の女流ヴァイオリニスト好きが祟ったのかな?
ブラームスをリーダー的に弾くのはありなんだろう。それは分かるが私は退屈だった。
だからこのオケの特質が如実に発揮された弦楽のみのブリテンの「フランク・ブリッジの主題による変奏曲(最初の曲)は変幻自在な弦楽合奏の魅力に感動した。
今日は滋賀の自宅を出るときから良い事ずくめで、金沢の人やオーストラリアから来た人とも話せて、オマケに神戸の友人のチョット良い話まで聞けた(ハングアウト)
小さな良い事があると連鎖的に良い事が続く。
シーズンオフの金沢兼六園も意外に美しく、金沢21世紀美術館でもモダンアートが素敵だった。妻とも何時も仲良し。
二人で小さなビジネスホテルでコンビニで冷麺買って食べた。私にはない良いものがある素晴らしい街だ。
明日の昼は近江町市場に行き海鮮丼を食べる(私達にしては贅沢)そしてどこを回るかな?
オケの余韻に浸りながら、妻が寝たあとゆっくりとした時間が持てている。明後日まで滞在するが、五度も六度も来ている金沢は良い。
来年は3月の定期演奏会に来たいと勝手に思っている。