佐渡裕のブル8はまとまった演奏ではなかったな。客は大いに沸いてたがあまりいい演奏でもなかった。

460 名前:名無しの笛の踊り 2019/09/15(日) 21:05:37.60 ID:KrW2Qqb+
3日目だけに熟れていたのだろうけれども、全体にせかせかして騒々しい演奏だった。
一緒に行ったブルックナーが好きでない友人は冗談半分に「眠る事なく、楽しかった」と言うが。
どれが正解と言うものはないが、ブルックナーはこういうもんじゃないでしょうと言いたくなるような、
「荒い」と言うよりも「雑な」演奏だった。
大熱演であった事は疑いようがないが、この曲はそんな熱くなって汗をかきながらするものではないと思う。
音量も「佐渡さんそんなに音出さなくても十分聞こえてますから」、と言いたくなるようなのが随所にあった。
高齢聴衆が沢山いるからその人達にも音圧を体験してもらうためか、と感じたくらい。
音も、このオケの性質上、仕方ないのかもしれないが、もっともっと磨いて欲しい。
しかし、チェロ群、コントラバス群は素晴らしかった。バイエルン首席のトランペットも良かった。
本場ウィーンでも佐渡さんはブル8をやるそうだが、ウィーンでは今なおシューリヒトが語り草だとか。今日ので通用するのだろうか。
版の変更もはっきり言ってブルックナーに対する「思い」を感じられない。