スレタイは『今日聴いた演奏会の印象』のままでいいのでは?

11/9 シュツットガルト・バレエ「白鳥の湖」全4幕(東京文化会館)
演奏=ジェームス・タグル指揮東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

シティフィル伴奏の白鳥の湖は何度も聴いているが、米国人タグル指揮の今回が一番いいか。
「情景」は繊細優美、劇的な箇所は歯切れが良く、(珍しく)金管の鳴りっぷりも見事。
演出は古典をベースに英国人ジョン・クランコ(1973年没)が独自の視点で再構成、
使用曲や曲順、振付は一般的な上演とはかなり異なるがこれはこれでとても面白かった。
日本で本国を凌ぐ人気を得るドイツの名ダンサー、フォーゲルがジークフリート王子を演じ
スペイン出身のアマトリアンがオデット姫を熱演、上演は大成功だったが
古今無比の名作バレエの名舞台となったのにはシティフィルの力も大きかったと思う。
第1幕+第2幕18:37〜19:48、第3幕20:15〜48、第4幕21:09〜30。
S19000〜E6000円、客入りは1階が9割、2階以上が7割(3・4階に空席が目立った)。