名古屋で秋山和慶指揮中部フィルを聴いた。プログラムはすべてドヴォルザークで
順に序曲「自然の中で」、チェロ協奏曲、そして交響曲第7番だった。序曲は
はじめ指揮者とオケがうまく噛みあってなかったようだったけど少しずつ
よくなっていった。協奏曲でチェロをひいた横坂源という人ははじめて
聴いたけれど完璧なテクニックで大きな拍手が送られていた。たぶん
あまり知られてない人だけど凄い人がいるなあと思った。最後は交響曲
7番でこれはちょっと地味と思っていたがここにきてオケと指揮者が
一体となってすばらしい名演になった。今日は京響も曲は違うけれど
同じような構成のプログラムで迷ったが中部フィルで大正解であった。これで
料金がS席5300円最安席が1800円はかなりお得だと思った。それにしても
秋山さんはストコフスキーやバーンスタインもみとめた大物なのに(認められた
からではなく今日の演奏をきいた人はそう思っただろう。)なぜだか日本では
二番手や三番手のオケばかり指揮しているのはなぜなんだろう。三大交響曲
シリーズだけど空席がかなりめだったのが気になった。