最強と言う言葉に引っ掛かるが、地味ながらホルヘ・ボレットは、
とても優雅で味わい深いピアニストだった。
コケ脅しは全く無く、優しく丁寧で、聴きての琴線を揺さぶる様な演奏をしてくれた。
ショパンのPf協奏曲第2番は、さり気なくピアニズムを出しながらも、独特の典雅さを醸し出していて秀逸だ。