77年6月21日 新宿の厚生年金会館でのシフラの演奏会
ショパン 即興曲 Op39, Op36, Op51, Op66(幻想即興曲)
ワルツ Op34-2, Op42, Op64-1(子犬), Op64-2
スケルツォ2番
ソナタ2番 
休憩
リスト エステ荘の噴水
愛の夢3番
ハンガリア狂詩曲2番
最初は例によってチンタラ弾いてる感じだったが、だんだん興が乗ってきた感じ。
スケルツォ、ソナタではかなり濃い表現。そして休憩後の十八番のリストはすばらしかった!
というか、すごかった!
エステ荘の噴水のキラキラとして音色の美しさ。愛の夢の情感纏綿たる歌いまわし、
ハンガリア狂詩曲第2番は、白熱の火の玉のぶっ飛び演奏!ピアノを聴いてあれほど
興奮したことは空前にして絶後。カデンツァの直前、右手が2秒位の間に3オクターヴ
駆け上がる部分では、身体が意識しないのに前後に激しく動いてしまった。
聴衆の反応も凄まじかった。自分の教養を誇りとする人は顔をしかめるのだろうが、
俺にとっては生涯忘れられない演奏会のひとつ。
シフラ、ピアノ好きにはたまらないよ!