約1週間前都響とのシベリウスを東京文化会館で聴いた。その時の金川真弓の音の鳴りは絶好調だった。今日の出だしを
聴くと少し物足りないような。少ししたら考えが変わった。表現力はどのオケとやった時も素晴らしかった。今日は
その表現力が特に見事だった。今までにここまで表現力あるブラームスを聴いたことがないレベルだった。ブラコンや
今かなり注目を集めるようになったソリストがどの程度なのか興味がある人はぜひ明日は聴いておくべきと推奨。
最初の芥川の曲はただなんとなく演奏しているように思えた。もっと陰影があるとよかったかも?後半のショスタコ1は
初めて聴いた。まだまだと感じるところはなくはなないが、最初にこのレベルのものを作曲できる才能があったから
のちのちに陰鬱な大曲をいくつも残せたのだろうと思った。大フィルの今日のショスタコはよかったように思う。