アセテート盤起しの1954年のバイロイトの第九が届いたから聴いてみた。

やはりソースは既発盤と一緒で、独唱の音量がデカい、アレ。
回転ムラに起因する音程の揺れも残ってる点からも
既発盤と元のソースは一緒。

是非とも買うべき!と言う程の音質の向上はない感じ。
オルフェオ盤より、ドライな感じかなぁ。
アセテート盤特有の、気になる針音はない。

ロンドンの第九、ヒトラーの第九、ストックホルムの第九
より音質は劣るかも。

音揺れは、特に高音楽器で目立って聴こえて気になる。
第三楽章の後半なんかの盛り上がる肝心なところで回転ムラで
音痴になると聴いててコケそうになる。
第四楽章の冒頭の潰れなんかは、オルフェオより古い盤よりはマシ。

本来は、結構な熱演だったんだなと脳内で補完しながら聴きつつ
感じるけど、肝心な所での音揺れが、マニア以外に薦める際に
ネックだなぁ。