LOCALな話題&長文失礼します。
Canadian Commemorative $100 Seriesの最初の1976"Olympic Games"の1/4非proofのK14、
13.338gの58.33%は金、残り41.67%はなにか?について、ユウさんと話していた者です。
この金貨実物をX線分析器で分析する機会がありましたので、報告しときます。

分析結果は、Au=58.52%、Ag=4.013%、Cu=31.25%、Zn=6.259%、Ni=0.006% でした。
高校化学みたいな話で恐縮ですが、金銀銅に加え亜鉛とニッケルが検出されました。
この分析器は各成分が4桁の表示で誤差もあり、全部を足してもちょうど100%になりません。

古いCanadaの記念金貨のなかでこれだけが変な色に見えたので、
「残りには銀は使わず、銅+「白っぽい何か」(貴金属以外=Zn、Ni、Snあたり?)を混ぜた?」
とした個人的予想は、前半×、後半〇でしたが、まあ銀はたった4%ですし、
卑金属の二つが当たったので、成績は可以上で単位貰えたと思っときますw
ただ、銀を、1976の高い方(1/2proofのK22)に使わず、安い方(1/4非proofのK14)に使う、
というその考えには自分的にはまだ納得できません。
K14に銀入れるぐらいならK22にも銀入れたらいいのに、と思ったり・・・

またNi=0.006%は、分析器の誤検出なのか?本当に含まれているのか?等、疑問あります。
半世紀まえの鋳造装置で作った金貨と最近の分析器とどちらがどうか分りませんが、
まだフォーナインなんて純度がない時代ですし、量が少なすぎるので、
わずかに検出されたのが本当としても、それは設計して鋳造時に混ぜたものではなく、
混ぜる意思はないが鋳造装置に混ざってしまったとか、
入手した人が一緒にケースに入れてたニッケル50円硬貨から粉が付着したとか?かもしれません。

それと、このスレでオクの出品のニセの話題がありますが、
怪しそうなのを落札した人は送ってきたブツを分析器で調べないのでしょうかね?
怪しいのを売った人の評価が高いのが不思議です。スラブを信用してるのかな?
まあアンティークのニセ銀貨を本物と同じ銀量で作る、とかなら分析器では真贋わからなかも?
いや、酸化したAgOを分析器で検出できるのかもわかりませんが。