貧困と生活保護、行路(こうろ)病院・ぐるぐる病院の「患者転がし」の実態
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 生活保護の患者の入院を多数受け入れる民間病院があります。関西では「 行路こうろ 病院」と呼ばれてきました。
行路は、正式用語ではありませんが、「ホームレス」と似た意味です。筆者が医療・福祉の関係者に聞いた結果を総合すると、
その数は大阪府内と近隣の県で50か所近くにのぼります。関東にも同様の病院が相当数あり、「ぐるぐる病院」と近年、呼ばれています。
なぜ「ぐるぐる」なのか。多数の入院患者が、病院の経営上の都合で1〜3か月前後ごとに次々に転院させられており、回り回って、元いた病院へ戻ることも珍しくないからです。
医学的必要性も、本人の意思も関係なく
背景にあるのは診療報酬のしくみです。一般病棟では入院が長くなると、病院に入る1日あたりの入院料が下がるため、転院させるのです。
受け入れる側の病院は、それで空きベッドを埋め、再び高くなった入院料を得て、入院時検査も一からやる。期間がたつと、また別の病院へ転院させる。
治療上の必要とも、本人の意思とも関係なく行われる転院は「患者転がし」と言うべきでしょう。 そこには、退院して生活する場所がないために病院にいる「社会的入院」が、かなり含まれています。
そうした病院の中には、まじめに医療に取り組む病院もありますが、療養環境や医療内容の水準が低い病院も少なくありません。
過去には、ひどい劣悪医療と巨額の不正をしていた病院グループや、必要のない検査や手術をしていた病院も発覚しました。
以上のような実態は、何よりも患者の人権・人格を傷つけるものです。入院なので費用がかさみ、転院時にかかる移送費も医療扶助ですから、財政面にも影響しています。 医療扶助をめぐる大問題のひとつです。
(続きはリンク先で)
貧困と生活保護(31) 行路病院・ぐるぐる病院の「患者転がし」 : yomiDr. / ヨミドクター(読売新聞)
https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20160512-OYTET50027/