http://gendai.ismedia.jp/articles/-/33789

引用)
それまでシャープの社長は10年以上にわたる長期在任で、しかも社長交代時に
前任者は潔く権力から離れるという不文律があった。それがゆえに社長は目先の
短期的な利益を追わず、じっくり腰を据えて経営にあたることが可能だった。
電卓、電子レンジ、液晶テレビなど、次々とヒット商品を生み出すことができた
背景には、そうした長期の研究開発を重視する経営姿勢があった。

しかし、町田は退任するにあたり、シャープの歴史で初めて代表権のある会長
となり、しかも「二人体制」という異例の経営を掲げた。不文律を破ったツケ
は重い。本誌の取材に応じた元常務の一人は、
「この二頭体制がシャープ没落の一因になった」と語る。