「『生きるために仕事をしている』という言葉すら、私に言わせれば甘えています。
生活という逃げ場を無意識で作ってしまっているからです。
これでは24時間100%の力など到底出せる訳がない。
どうか皆さん、『生きるために仕事をしている』という意識で仕事をしないでください。

『仕事をするために生きている』という意識でこれからは生きてください。
倒れるまで働いて起き上がれる分だけの睡眠をとって、また倒れるまで働いてください。
本来、仕事というのはそうやって覚えていくものなのです。

もう一度だけ言います。あなた達は生きる為にこのキヤノンで働いているのではないのです。
このキヤノンで働くために生きているのです。どうかそれを忘れないでください」