車谷の東芝は8日、エネルギー部門の社員を中心に1060人の早期退職を募集すると発表した。

早期退職を含め、今後5年間でグループ全体の約5%に当たる7000人の人員を削減する。
米液化天然ガス(LNG)事業の撤退や、英原発事業子会社の清算も決めた。

 LNG事業は、計画通りに進まなかった場合、最大で約1兆円の損失が生じる可能性があると明らかにしていた。
売却先は中国の民間ガス大手を中心に検討しており、930億円の売却損失を見込む。

 海外の原発新設事業については、子会社だった米ウェスチングハウスが2017年に経営破綻し、撤退を決めている。
英原発事業子会社「ニュージェネレーション」も売却に向けて韓国電力などと協議を続けていたが、交渉は難航しており、清算することにした。