一応言っておくが、有能な人が昇進するのに不満を持つ社員はいない。

今あるのは、既得権を優先するだけの組織運営が優先され続けた忖度人事で、能力と役職が一致しない歪な体制だけ。将来性という点では著しい不安しか無い。

女性管理職を増やすという人事総務の数値目標が、幹部の昇進基準である人材育成能力のアピール材料になったことで
上記の「インテグリティ」な組織運営が崩壊して、経営層に近い連中ほど自己の利益だけを追求する人事が横行している現状により
社員モチベーションの著しい低下を引き起こし、働き盛りの社員が流出し続けたり、会社の業績回復が遅れる結果を招いている。
(高額なコンサル費を積んで調査しても、このような単純な理由が分析結果に一言も出て来ない事にむしろ驚きを隠せない)

世間で騒がれた医学部入試の不正合否判断のような事が、社内人事でも平気で(むしろ率先して)行われているようにしか社員にはみえていない。
確かに一部の不遇社員への扱いは目も当てられない状況にみえる。特に一時の女性管理職の登用優先で煽りを受けた男性社員の扱いは悲惨過ぎて辞職者が周囲にまで波及して組織維持すら難しくなりつつある。
しかし、報復を恐れて誰も声をあげて現状の改善を訴えるだけの気力と勇気を持ち合わせないくらいに現場は萎縮し疲弊している。

一所懸命に働いても報われ無い社内の雰囲気に対して、「インテグリティ」な経営というものを行動で示して即実践してくれることをトップには期待したい。
人事総務が社員の監視体制を強化するという噂もあるようだ。間違った方向にだけは進まないことを切に望む。