無形資源とはどのようなものなのだろうか。その考えを進める理論がある。それが「知識」を重要視する考え方。資源には多様な種類がある。多様な資源を再編し、組み合わせる知識とそれを編集する仕組みこそ企業の競争優位の源泉だ、という考え方だ。企業の中には多様な資源がある。その多くは恐らくサイロ化された各組織の中に潜んでいる。残念だが間違いないだろう。さて、皆さんにはそれらを組み合わせる知識や編集したり改変したりする仕組みがあるだろうか。恐らくNoだろう。日本企業の多くは、縦割りが強すぎ、その壁は厚く、資源はオープンにされていない。それがイノベーションを生まない理由でもある。入山教授がいつも言っていることに繋がってくる。