>>84
「左腕の夢」の方がラストエンペラーや戦メリよりずっといい。
目の奥で円を描き、幻を追い払え〜、の曲とか、
農耕社会以前の呪術的(縄文的)な大地に沸き起こる人間や生命の叫びを表現しているようだし
プリミティブアフリカンのリズムのエッセンスも入っていたり、
一方でアジア農耕社会黎明期に起源を発するようなメロディが入っている曲もあったり
ポップカルチャー的ナンセンスな実験的匂いもあるのだが、バラバラのようでも全体としてのテーマと言うか統一性はある。
一見訳わからんが、じっくり聴けば聴くほどこの頃のキョージュの凄さがわかる名盤。

ただし、坂本龍一が時代の旗手だったのはこの('81年)アルバムまで。