前から誰かも言ってたけど、楽器のアドリブができるようになりたいっていうのは、外国語の習得をしたいって言うのに近い。

で、文法と単語を学習しろって言う人もあれば、例文をなるべくたくさん覚えて会話で使える文章の引き出しを増やせっていう人もいる。
カタコトの英単語をいくつか覚えただけで留学して、無理やり会話をしながら自然に身に付けろっていう人もいる。

英会話教室に通えっていう人が出ると、逆にスクールの悪口を言う人も出てくる。
突然「文盲だったマルコムXは辞書を読破して英文を覚えた」みたいなことを言い出す人も出てくる。

で、それぞれ自分がやってきたやりかたを各自が主張して、さらに自分と違うやり方をしてる人を貶しあう不毛な議論になってしまうわけで。

結局は、いろんなやり方があって、どんなやり方でも最終的にはそれなりに身に付くとは思う。
その人に合うやり方と合わないやり方はあるだろうけど、それはその人に実際に会わないとんかんない。

ただ、最終的に能力を身につけた人は、どんな方法であれ、そこまでたゆまぬ努力を積み重ねたっていうことだけは間違いない。

要は、アドリブできるようになるまで継続できる情熱があるかどうかが1番大事なんじゃないかと思う。