少し長くなるが、俺が言いたいのはこういう事だ
音楽とは無関係だと感じるなら、それはおまえの知能指数が低いからだから仕方ない

なぜ,自然界の細菌のほとんどがVBNCなのだろうか。
それは,土壌中の細菌も海水中の細菌も,その大部分が飢餓状態にあるためとされている。世の中,甘くないのである。
この過酷な自然で生きていくための戦略がVBNC化なのである。逆に言えば,培養できる浮遊菌とは要するに,養分が豊富にある特殊状況のものなのである。

同時にこのことは,なぜ自然界のバクテリアが浮遊状態でなく,バイオフィルムなどの固着状態で生きている理由が明らかになる。
栄養が使い果たされた環境におかれたバクテリアは,何かの「表面」に固着しようとする。
物の表面は帯電しているために有機物を吸着しているからだ。その有機物をねらうなら表面にとにかくくっつくことだ。
だから,表面があればそれに固着するのがバクテリア本来の生き方であり,基本戦略である。
そのわずかな吸着有機物を利用し,次第に代謝が活発になり,次第にそこに複数の細菌が集まり,やがてそれはバイオフィルムとなる。
つまり自然界のバクテリアたちは,バイオフィルムで生きて行くしか道がないのである。
要するに,細菌たちはこの変化しやすい地球環境に生まれたときから,バイオフィルムを作って生き延びてきたわけだ。
生存のために最高度に発達したシステムがバイオフィルムである。
しかも,そのバイオフィルムの中でさえも,大多数の細菌は飢餓状態であり,培養できないVBNC状態にあるのだ。

となると,「バイオフィルムがあると抗生剤が効かない」という理由も明らかになる。
厳しい自然界で生き延びるために,自然環境の変化をもろに受けないような避難所であり,安全な生活の場がバイオフィルムだからだ。
実際,細菌を試験管内の浮遊状態で調べた抗生剤の感受性と,バイオフィルムでのその細菌の感受性は全く別物である。
単独浮遊細菌で有効だった抗生剤濃度の1000倍以上を投与しても,バイオフィルム内の同じ菌には効かなかった,という実験は有名である。

参照元はここ
http://www.seibutsushi.net/blog/2018/04/4116.html